ノーマン・マクラレン|Norman McLaren(1914-1987)
ノーマン・マクラレン Norman McLaren(1914-1987)
実験映像において、多くの革新的手法で後世に影響を残した巨星。スコットランド生まれ、1941年にカナダの国立映画制作庁(National Film Board)に招かれ、それ以降、NFBで後進に当たりながら、個人制作の作品を発表し続けた。
ダイレクトペイント Drawn-on-film animation(direct animation)
フィルムに直接ペンで書き込んでいき、アニメーションを制作する手法。背景は現像段階で色がつくプロセスをとっている。
ひっかきアニメ Cine–calligraphy
ダイレクトペイントと同じくカメラを使わず、フィルムに直接描画していく(カメラレス)。感光済みフィルムに針などで傷をつけて、その傷をカラーインクで着色している。
片渕須直監督はノーマン・マクラレンへのオマージュとして、『この世界の片隅に』の花火のシーンでシネグラフィー的な表現を行っている。実際にはクレヨンの手書きで、特殊作画の野村建太が担当した。このシーンのために「Blinkity Blank」を繰り返し見たと原画集で書かれている。
&
Lines Horizontal, Evelyn Lambart & Norman McLaren,
ピクシレーション Pixilation
絵や人形でなく、人間をコマ撮りの対象とする映像手法。
多重露光
ズームメソッド