マルチプレーンカメラ|Multiplane Camera

セル画の平面アニメーションに奥行きを持たせるために、考案された技術。
キャラクターが動くプレーン(レイヤー)と前景・背景のプレーンが分離できることによって、それぞれ別の動きをつけることが可能になり、また焦点距離の差によってピントを合わす/ぼかすことも可能になった。

最初のマルチプレーンカメラ

1933年、アブ・アイワークス(元ウォルト・ディズニー・カンパニーのアニメーター。1930年に自身のスタジオを設立。1940年にディズニーに復帰)が開発。水平カメラの前に4層のセル画を配置。

セットバック・カメラ(もしくはステレオプティカル方式)Stereoptical Camera or Setback

フライシャー・スタジオにより考案。セル画の背景として、ミニチュアや書き割りを配置できるように作られた。

『白雪姫』(1937) のマルチプレーン・カメラ

ウィリアム・ギャリティが考案。『風車小屋のシンフォニー』で最初に使用された。

https://disneyprogramsblog.com/national-camera-day-impact-of-the-multiplane-camera/

 

 

映像技法

Posted by ASADA